「’08毎日スポーツ人賞」の受賞者が8日、決まった。
日本は、北京五輪で九つの金メダルを獲得するなど今年も世界中のさまざまな大会で旋風を巻き起こした。
五輪3連覇中の米国を降して初の金メダルを獲得、今年の「グランプリ」に選ばれた北京五輪ソフトボール女子日本代表チームなど、各受賞者を紹介する。
【海老名富夫】 グランプリ=北京五輪ソフトボール女子日本代表チーム オリンピックの球技での金メダルは、バレーボール女子の64年東京と76年モントリオール、男子の72年ミュンヘン以来だった。
32年ぶり4回目の快挙に加え、エース上野由岐子(26)が2日間で3完投、計413球の熱投。
文化賞=福岡ソフトバンクホークス・王貞治前監督(68) 今季限りで監督を退任し、全会一致で選出された。
国際賞=北京パラリンピック車いすテニス男子代表、国枝慎吾(24) 五輪の開催年とあって選考委員の意見は分かれた。
プロテニスツアー6戦目で初優勝した錦織圭や北京五輪フェンシングで銀メダルを獲得した太田雄貴らの名が挙がるなか、国枝のシングルス初優勝の快挙とその努力に称賛が集まり、障害者スポーツの普及に大きな貢献を果たしている点も高く評価された。
感動賞=北京五輪の陸上男子四百メートルリレー日本代表チーム 日本の男子短距離界初の五輪表彰台が「大きな感動を呼んだ」として選出されたのが塚原直貴(23)、末続慎吾(28)、高平慎士(24)、朝原宣治(36)の4人。
ファン賞=北京五輪柔道男子100キロ超級代表、石井慧(さとし、21) 選考はさまざまな意見が出て難航した。
五輪2種目連覇の偉業を達成した競泳男子平泳ぎ(百メートル、二百メートル)の北島康介やソフトボールの上野ら計110選手、団体が得票した。
特別賞=北京五輪競泳コーチ、平井伯昌(のりまさ、45)▽北京五輪フェンシング男子代表、太田雄貴(23) 今年の選考では、「北京五輪の貢献や活躍が部門賞に匹敵する」として2人に特別賞が贈られることになった。
平井コーチは、五輪2種目連覇の北島や、アテネ、北京両五輪の競泳女子二百メートル背泳ぎで銅メダルを獲得した中村礼子らを育てた。
あらゆるスポーツ文化活動のナンバーワンに贈られる「グランプリ」と四つの部門賞がある。
部門賞は(1)スポーツを題材にした小説、映像、演劇、写真、報道、評論、建築、医・科学などの分野でもっとも目覚ましい成果をあげた人を選ぶ「文化賞」(2)国際舞台で最も功績をあげた日本人、日本を舞台に活躍した外国人選手、指導者を対象にした「国際賞」(3)国内外の大会などで最も感動をもたらした人、チームなどを選ぶ「感動賞」(4)多くの読者、ファンに支持された選手に贈る「ファン賞」がある。
受賞者の表彰式は12月19日、東京都港区の東京プリンスホテルで行う。
グランプリには、1928年のアムステルダム五輪で日本人女子初のメダルを獲得した人見絹枝のブロンズ像と賞金200万円、各部門賞には同じく人見ブロンズ像と賞金100万円及び副賞が贈られる。
選考委員は次の通り。
内館牧子氏(脚本家)▽鳳蘭氏(女優)▽瀬古利彦氏(元マラソンランナー)▽石原俊爾氏(東京放送取締役)▽菊池哲郎(毎日新聞社主筆)
【ニュース元】
グランプリにソフト女子日本代表